貴公子探偵ニコライ

貴公子探偵ニコライ

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イントロダクションINTRODUCTION

19世紀のロシア・サンクトペテルブルクを舞台に、公爵であり、秀才かつハンサムな青年ニコライが、持ち前の推理力と行動力で事件に挑む!

19世紀のサンクトペテルブルクで、公爵であるニコライ・ベズソノフ(愛称はニコリャ)は、裕福なおばの庇護のもと、何不自由ない暮らしをしていた。法学部と理学部を卒業した秀才である彼は、公爵という立場であるにも関わらず、自分が何をすべきか、何をしたいのか?を真剣に悩んでいた。そんなある日、たまたま殺人事件の容疑者として逮捕されてしまう。好奇心旺盛で、何があってもめげないニコライは、自分の無実を証明し、濡れ衣を晴らすため、豊かな知識と持ち前の推理力と行動力で事件を捜査していく。

このシリーズの最大の魅力はデニス・ヌルリン演じる主人公ニコライ。整った美しい顔だちに加え、公爵でありながら威張らない人懐っこさと誠実さ、子供のような溢れ出る好奇心、そしてシャーロック・ホームズを彷彿とさせる、豊かな知性と観察力と推理力の持ち主。おぼっちゃまゆえの傍若無人ぶりや、女性に対するピュアさもホームズを思わせる新探偵の登場である。

第1話・第2話では、自分が濡れ衣を着せられた事件を“趣味”として捜査していくが、ニコライも自分のやりたいことは刑事であることに気づき自ら志願し、第3話以降では見習い刑事となり、彼とは真逆のキャラクターである、経験豊かな庶民派刑事シュキンとバディーを組んで捜査にあたっていく。刑事になりたてのニコライが、難事件を解明したいと願うが、行方不明のガチョウ捜しなどの雑務を命じられてふてくされたり、ニコライが窮地に陥ると、浅見光彦ファンにはお馴染みの兄・陽一郎が光彦を助けるように、有力者であるおばのサティギナ公がその権力を使って助けてくれる、微笑ましいシーンが登場。

本シリーズは、シリアスな事件が発生し、謎解きが展開される本格ミステリーでありながら、ニコライと警察署の仲間とのやり取りやおばとの関係性が心和むシーンとなっており、これも魅力のひとつとなっている。

制作:2020年 ロシア/尺約60分×シーズン1・全6話、シーズン2・全6話/字幕版・原語:ロシア語 原題:Noble Detective
脚本:ビクトル・デメントほか  演出:ビクトル・ボジノフほか
出演:デニス・ヌルリン(ニコライ・ベズソノフ)、アレクセイ・グリシン(シュキン/ピョートル・ロマニッチ)ほか

原題:Noble Detective
制作国:ロシア
スタッフ:脚本:ビクトル・デメントほか  演出:ビクトル・ボジノフほか
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