2025/02/28

女性が活躍する最新海外ドラマ8選をご紹介!ミステリーチャンネル&アクションチャンネル<国際女性デー特別企画>

1975年3月8日に制定された「国際女性デー」。世界各国でかけがえのない役割を担う女性たちを称える機会であるとともに、女性の生き方について考える日でもあります。<国際女性デー特別企画>としてミステリーチャンネルとアクションチャンネルでは、どんな逆境にも負けない女性たちを描いた最新ドラマを特集しています。今回は、特集企画から厳選して、独占日本初放送の新番組をご紹介!

女性が活躍するミステリードラマ5選

まずは、ミステリーチャンネルで3月に放送されるドラマの中から、個性豊かな女性主人公たちが奮闘する姿を描いた作品をご紹介!ちなみに今回の<国際女性デー特別企画>では、『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』や、別コラムの<年間特集 世界のベストセラー推理小説特集>でも紹介した『ミス・メルケル~元ドイツ首相の探偵日記』も放送予定です。今回ご紹介する作品と合わせてチェックしてみてください。

(参考)【世界のベストセラー推理小説をドラマで堪能!】ギリシャ&ドイツ発最新ミステリーの魅力に迫る!

マテーラの検察官インマ・タタランニ(シーズン2)


© RAI-Ibc movie-RAICOM 2021

イタリア南部の町マテーラを舞台に、型破りな副検事インマが抜群の記憶力と行動力で難事件に立ち向かうイタリアの人気ミステリー『マテーラの検察官インマ・タタランニ』。

インマが断片的な手がかりから事件の謎を紐解いていくミステリーとしての完成度はもちろん、本作の魅力はなんといってもインマの悩み多き私生活の描写ですね。キャリアも成熟し、まさに働き盛りのインマですが、そんな彼女の頭を悩ませるのはいつも家族の問題。

多感な年ごろの娘ヴァレンティーナは常時反抗期で、義理の母親は結婚してから20年が経とうかというのに、いまだに敵意むき出し。おまけに認知症が進行した自分の母親の心配もしなければいけません。

そんな彼女の心のオアシスといえば、彼女の右腕である軍警察のカロジューリ。若く仕事熱心、おまけにイケメンな青年が熱心に自分を支えてくれるとあっては、鋼の精神を持つインマとて思わず「くらり」ときてしまうかも…⁉いやいやインマには愛する夫がいるのだからそんなわけには…、というインマ(と視聴者)の心の葛藤も見どころのドラマとなっています。

シーズン2では、娘ヴァレンティーナが破局を迎えたことで「この世の終わり」モードに突入。…かと思いきや、新たな男友達が登場し、この青年がインマの新たな頭痛の種となっていきます。一方、夫のピエトロもインマに内緒で人生の重大な決断をしようとしている模様。シーズン1で危うく一線を越えるところだったカロジューリとの関係は果たしてどうなるのか…?ぜひシーズン2でのインマの奮闘をお楽しみください!

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ヴィオラ シチリア島のミステリー(シーズン2)※シーズン1のラストに言及しているので、未視聴の方はネタバレ注意です。


© RTI - LUX VIDE 2023

舞台は、シチリア島北西部の町パレルモ。長い歴史の中で形作られてきた異国情緒あふれる街並みのこの場所で、他人の感情を色で見ることができる“共感覚”の持ち主であるジャーナリストのヴィオラが、地元の警官フランチェスコと共に凶悪事件の真相に迫っていく『ヴィオラ シチリア島のミステリー』。

パリでファッションジャーナリストとして活躍していたヴィオラは、自身が患う遺伝性の神経性疾患の治療法を探るため、今まで一度も会ったことのない父親を捜しにパレルモへとやってきました。その後、不幸な事故をきっかけに、地元の警察官フランチェスコと知り合った彼女は、パレルモウェブニュース編集部の事件記者として働きながら、“共感覚”を駆使して捜査を手伝うことに。

はじめは反発しあっていた二人でしたが、様々な事件を解決する中で、少しずつ距離が縮まっていきました。「この距離で友達はムリでしょ」と思わずにはいられないもだもだ具合でしたが、皆さんはいかがでしたでしょうか…?

シーズン1のラストでは、フランチェスコの母親ソニアから、彼に関する重要な秘密を告白され、誰にも打ち明けることができずに思い悩むヴィオラ。シーズン2は、そんな気になる続きから始まります。ヴィオラの勤め先であるパレルモウェブニュースは経営者の変更と大幅な人員整理の波が押し寄せ、編集部の新たなボスも登場。同じくフランチェスコの上司も変わり、二人にとって、仕事面で大きな変化が訪れそうです。

“共感覚”という表現することが難しいテーマを映像化することに成功し、事件関係者の心を“色”で見抜いてしまうというほかの人には真似できないスキルを駆使して事件に挑む主人公を作り出した本作。イタリア本国での圧倒的な人気を受けて作られたシーズン2もぜひチェックしてみてください!

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ヴァニーナ カターニアの殺人課


© 2023 RTI – PALOMAR S.P.A. © Valentina Glorioso

イタリア人作家クリスティーナ・カッサー・スカリアによる人気小説をドラマ化!シチリア島東部の都市カターニアを舞台に、若くして副署長の座に就く殺人課の刑事ヴァニーナが、個性豊かな部下たちと共に事件を解決していく『ヴァニーナ カターニアの殺人課』。2024年春にイタリアのCanale5での放送時には、4話すべてが同時間帯視聴率1位を獲得しました。

本作の見どころは何といっても、美しいシチリアの風景を舞台に繰り広げられる、魅力的なキャラクター達によるヒューマンドラマです。本作の主人公ヴァニーナは、有能で仕事熱心な若きエリート。カターニアに来る以前は、故郷のパレルモでマフィア対策班の一員として最前線に立っていた経歴の持ち主ですが、華々しいキャリアを捨てて、カターニアの警察署にやってきた彼女の事情は誰も知りません。物語の中で少しずつ明らかになっていく彼女の過去と、抱えている秘密とは…?

主人公ヴァニーナを演じるのは、『パラディーゾ~恋する百貨店~』(2015-2017)で主演を務めたジュジー・ブシェミ。犯罪捜査には一切妥協しない厳しい姿勢の一方で、部下のしょうもないジョークに笑ってみたり、横恋慕も辞さない構えで恋愛に挑もうとする友人を諫めたりと、人間くさい一面に思わず心惹かれる主人公を演じています。

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英国諜報員シルヴィアのイタリア事件簿


© Route 24 Volpe Ltd

組織に幻滅したMI6エージェントが、羽を伸ばしにやってきたイタリアで名探偵として大活躍!『バーナビー警部』シリーズの脚本を手掛けたレイチェル・クーペルマン&サリー・グリフィスが企画・脚本を担当する『英国諜報員シルヴィアのイタリア事件簿』、待望のシーズン2がついに日本上陸です。

シーズン1では、組織の方針に嫌気が差した敏腕エージェントのシルヴィアが、姪の結婚式に出席するためにイタリアで休暇を過ごすことに。しかし、久しぶりの家族の再会を喜んだのも束の間、正体不明の女性の遺体を残して花婿が失踪するという大事件に巻き込まれてしまいます。本業を周囲には隠しておかなければならないシルヴィアですが、かわいい姪のため、そして真実を明らかにするためにスパイとして培った技量をフル活用して独自に捜査を進めていきます。

事件がひと段落ついたころには、イタリアの美しさにすっかり魅了されてしまい、移住を決意するシルヴィア。しかし、ごく普通の市民として溶け込みたいシルヴィアの気持ちをよそに、トラブルは次から次へと舞い込んできます。

困っている人を放っておけない善良さと、嘘や隠し事に敏感な感性でもって、イタリアで名探偵として頭角を現していくシルヴィアの活躍が必見のシリーズです。シーズン2では、地元警察のリヴァ大尉との仲も順調そうなシルヴィアに、新たな依頼が。どんな窮地に追い込まれてもタダでは引き下がらないシルヴィアのスリリングな捜査劇を新シーズンでもお楽しみください!

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探偵ミス・スカーレット(シーズン3)


© Scarlet Rights 4 Ltd. 2024

女性の権利が現代よりもはるかに制限されていた19世紀のロンドンを舞台に、私立探偵として身を立てるべく奮闘する女性主人公の活躍を描いた『探偵ミス・スカーレット』。

頭脳明晰で容姿端麗、お転婆すぎるのが玉にキズというだけで、どこに出しても恥ずかしくない淑女だったイライザ・スカーレットの運命を変えたのは、最愛の父の急逝でした。

家を失い、家族同然のメイドと共に路頭に迷うか、それとも今すぐに自分と結婚してくれる資産家の男性を見つけるか。身寄りを失った若い独身女性の身に降りかかる災難としては、この時代に最もポピュラーなこの2択の不幸を避けるために、イライザは三番目の道を選びます。それはすなわち、自分で父の探偵業を引き継ぐことでした。

幼馴染でロンドン警視庁の警部であるウィリアムの苦言をよそに、探偵として活動を始めるイライザ。幾度となく反発しあう二人でしたが、多くの事件で協力していくうちに、パートナーとしてお互いを信頼できる関係へと変化してきます。

19世紀のロンドンを綿密に再現したセットや、時代を反映させた濃厚なエピソード、そして何よりもイライザとウィリアムの関係はどうなってしまうのか…⁉という視聴者の心をグッとつかむストーリー展開で、新シーズンも非常に楽しみな作品ですね。

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女性が活躍するアクションドラマ3選

続いて、アクションチャンネルで3月に放送される作品の中から、さまざまな背景を持つ女性主人公たちが困難に立ち向かう姿を描いたドラマを3つご紹介します。

リモート・バディ~3000マイルの遠隔捜査


© 2023 Sight Unseen S1 Productions BC Inc. / Sight Unseen S1 ON Inc.

最初にご紹介するのは、視力を失った刑事が、遠く離れた場所で暮らす視覚ガイドとバディを組んで凶悪事件の犯人を追うスリリングなクライムドラマ『リモート・バディ~3000マイルの遠隔捜査』です。

バンクーバーの殺人課刑事テスは、遺伝性の病で視力が低下し、医師からは失明を宣告されてしまいます。追跡中の容疑者を取り逃がし、相棒を危険にさらしたことを重く受け止めた彼女は、警察官を辞職することに。

現実を受け止めきれないテスは、親友の勧めで身体につけたカメラを通して視覚サポートを受けられるガイドアプリ「アイズアップ」を使い始めます。自分が取り逃がした犯人、そして真相から遠ざかったまま幕引きとなりそうな捜査が気がかりだったテスは、視覚ガイドのサニーと共に、自力で犯人を追跡することを決意する…という現代ならではのテクノロジーを駆使したストーリーとなっています。

タイトルの通り、視覚ガイドのサニーは約3000マイル離れたニューヨークからテスをサポートしているのですが、ズボンが裏返しになっていると教えてあげたり、階段まではあと何歩か先に確認したり、まるですぐ隣にいるかのようにテスを見守り、視覚サポートの重要さがよくわかるシーンも多いです。

しかし3000マイル離れていては、犯人がテスに銃を向けていても上着を引っ掴んで物陰に隠れることなどできません。自ら危険に飛び込んでいくテスを止めたいような、応援したいようなサニーの気持ちとシンクロしてしまいそうなスリル満点の作品です。

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潜入捜査官アンニカ~北欧美術の陰謀~


© 2023 SkyShowtime Limited. All rights reserved.

続いてご紹介するのは、美しき潜入捜査官が美術品を巡る国際的犯罪に挑むスウェーデン・フィンランド製作の『潜入捜査官アンニカ~北欧美術の陰謀~』です。

美術犯罪を専門とする新人捜査官のエンマは、研修の修了試験として美術品のオークション会社に潜入することに。北欧美術の専門家アンニカ・ストルマレとして会場を訪れた彼女は、この潜入捜査には出品された品々の真贋を見極めること以外に、隠された目的があったのではないかと疑い始めます。

研ぎ澄まされた観察力と行動力で、潜入捜査で頭角を現していくエンマ。しかし、危険な捜査に身を置く中で、”エンマ”と“アンニカ”は明確な境界線を失っていきます。果たして、北欧美術を巡る国際組織との戦いの末に、一人の潜入捜査官に待ち受けるものとは…?

危険と隣り合わせの潜入捜査官を描く先の読めない物語と、鏡や口紅といった舞台装置を印象的に利用したカメラワークで、唯一無二の世界観が作り上げられています。現場経験のないエンマが何人もの危険人物を相手に即興で渡り合っていく展開は、冷や汗をかきながらも続きが気にならずにはいられないはずです。

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警視カサンドル~湖畔の事件簿~


© Barjac Production –Telfrance – 2015

最後にご紹介するのは、パリ警視庁での出世街道から一転、美しい湖畔の町アヌシーへと異動した女性警視が気分も新たに事件解決に挑む『警視カサンドル~湖畔の事件簿~』です。

警視庁で順調にキャリアを築いていた女性警視カサンドルは、昇進直前にスイスとの国境近くにある湖畔の町アヌシーへと異動を希望します。不良行為の果てに強盗の片棒を担いだ罪で裁判所の厄介となり、父親の近くに住むことを強制された息子を追ってきたためでした。

到着して早々、アヌシー湖から遺体が見つかる事件が発生したことで早速指揮を執ることにしたカサンドル。地域密着型の小さな町ではパリのやり方は通用しませんし、部下たちは「パリ女」の登場に不満たらたら…。反抗期の息子は手が付けられませんし、別れた夫にもイライラさせられっぱなしのカサンドルですが、そんなことでは不屈の「パリ女」の歩みを止めることなどできません。

悪戦苦闘しながらも、自分のやり方で問題に向き合っていくカサンドルを思わず応援したくなる、そんなドラマです。

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最後に

今回は、ミステリーチャンネル&アクションチャンネルで3月に開催される<国際女性デー特別企画>にて放送予定の8作品をご紹介しました。新作ドラマから、待望の新シーズンが到着した人気シリーズまで、個性豊かで魅力あふれる女性主人公が活躍する作品ばかりです。ぜひ、気になる作品がありましたらチェックしてみてください!

(文:うりまる)

※ミステリーチャンネルでの放送情報は、番組公式サイト、または、ミステリーチャンネル カスタマーセンターまでお問い合わせください。

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うりまる
海外ミステリー作品を中心に執筆しています。コージー・ミステリーからハードボイルドまでなんでもよく食べます。