© ITV Studios Limited 2023

個性派俳優トビー・ジョーンズ。名バイプレーヤーとして映画やドラマに多数出演しています。おすすめを挙げたらキリがないほど、話題の作品に出演。ちらりと映るだけでも強烈な印象を残すトビー・ジョーンズの魅力を探るべく、おすすめの映画・ドラマをご紹介します！

性格俳優トビー・ジョーンズとは？

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トビーといえば愛くるしい瞳と声、そして何よりその演技が印象的です。

1966年生まれのトビー・ジョーンズは、イギリス、ロンドンのハマースミス出身。両親ともに俳優で、父のフレディもトビー同様、幅広い演技でさまざまなタイプの作品に出演しています。フレディの主な出演作は映画『エレファント・マン』（1980）、『炎の少女チャーリー』（1984）、『デューン/砂の惑星』（1984）、『ワイルド・アット・ハート』（1990）など。トビーとフレディとの共演作は『ラヴェンダーの咲く庭で』（2004）です。
性格俳優のもとに生まれたトビーは三人兄弟の長男。弟のルパートは映画監督、もう一人の弟のキャスパーも俳優という芸能一家です。

地元の大学に進学後、マンチェスター大学で演劇を学んだトビーの映画デビューは1992年公開の『オルランド』。ヴァージニア・ウルフの『オーランドー』を原作に主演にティルダ・スウィントンを迎えサリー・ポッター監督が映像化。第66回アカデミー賞で美術賞と衣装デザイン賞にノミネート、英国アカデミー賞ではメイクアップ賞を獲得した作品です。

映画、ドラマのイメージが強いトビーですが、舞台でも活躍。2003年にはケネス・ブラナー演出のコメディ舞台『The Play What I Wrote』で舞台デビュー。本作でローレンス・オリヴィエ賞助演賞を受賞した実力派です。

声優としても活躍！おすすめの映画作品

リーアム・ニーソン主演の映画『レ・ミゼラブル』（1998）では門番の役で出演。ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の映画『ジャンヌ・ダルク』（1999）では判事役を務めたトビー。門番も判事も役名はなかったのですが、個性を存分に発揮しています。ジョニー・デップ主演の『ネバーランド』（2004年）ではフック船長の部下のスミー役に。2006年には映画『Infamous』で初主演を務めています。演じたのは『ティファニーで朝食を』の原作者として知られるアメリカ人小説家のトルーマン・カポーティです。名バイプレイヤーとして知られるトビーですが、主演作でも唯一無二の存在感を見せています。

衝撃的なラストで話題を呼んだトーマス・ジェーン主演の映画『ミスト』（2007）では、スーパーの店員オリー・ウィークス役で出演。クリス・エヴァンス主演の『キャプテン・アメリカ／ザ・ファースト・アベンジャー』（2011）では、天才科学者アーニム・ゾラ博士役に。同じ役で映画『キャプテン・アメリカ／ウィンター・ソルジャー』（2014）にも出演しています。

『キャプテン・アメリカ』に最初に出演した年にはゲイリー・オールドマン主演のスパイ映画『裏切りのサーカス』でパーシー・アレリン役を演じています。ジェニファー・ローレンス主演のSF戦争映画『ハンガー・ゲーム』（2012）で演じたクラウディウス・テンプルスミス役はビジュアルのインパクトもかなりあり。こちらも続編『ハンガー・ゲーム2』（2013）『ハンガー・ゲームFINAL:レボリューション』（2015）でも同じ役で出演しています。クリステン・スチュワート主演の『スノーホワイト』（2012）ではスノーホワイトに協力する小人の一人、コル役で出演。キリアン・マーフィー主演のスリラー映画『レッド・ライト』（2012）にも出演。演じたのはポール・シャクルトン博士。シャーリーズ・セロン主演の映画『アトミック・ブロンド』（2017）ではMI6の上官に、キリアン・マーフィー主演の映画『ハイドリヒを撃て！』（2016）では地下組織の指示するヤン・ゼレンカ＝ハイスキー役で出演。博士や上官、指示を出したりゲームを進行したり。知的な役や脇役だけど誰かをリードしたりする役が多い印象です。

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』
発売中
発売・販売元：NBCユニバーサル・エンターテイメント
価格：Blu-ray 2,075円（税込）
© 2018 Universal Studios. All Rights Reserved.

歴史もの、ファンタジー、ヒューマン・ドラマ、ホラー・スリラーにヒーローもの、さらにはスパイ映画にSF戦争もの。出演作のタイトルを並べるだけでも、トビーのジャンルレスな活躍ぶりがうかがえます。お芝居も個性的なので、得意な役が偏りそうなんてことはなく、演じられない役はないのでは？というくらい、さまざまな役を演じきっています。

ハリウッドの大作にも多く出演するトビー。クリス・プラット主演の映画『ジュラシック・ワールド 炎の王国』（2018）では、恐竜たちを売りさばこうとする兵器密売人のグンナー・エヴァーソル役に。ハリソン・フォードが演じる最後のインディが拝める映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』（2023）ではインディ長年の親友バジル役に。トビーはコスチュームものもよくお似合い！

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
発売中
発売・販売元：ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
価格：Blu-ray 2,619円（税込）
HARRY POTTER characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc. Harry Potter Publishing Rights © J. K. Rowling. © 2003 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

トビーは声優としても人気作に出演しています。大ヒットシリーズ第2作の映画『ハリー・ポッターと秘密の部屋』（2002）では妖精のドビーの声を担当。シリーズ第7作『ハリーポッター死の秘宝part１』（2010）でも再びドビー役を務めています。印象的な声をマネしたことがあるという方も多いのでは？

スティーヴン・スピルバーグ監督が、ベルギーの作家エルジェのコミック小説『タンタンの冒険』をフルデジタル3Dで映画化した『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』（2011）では、タンタンの財布を盗むスリの名人アリスティデス・シルクの声を担当。さらに、ユアン・マクレガーが大人になったクリストファー・ロビンを演じた映画『プーと大人になった僕』（2018）では、プーの森の仲間のフクロウ・オウル役に。世界で大人気の作品で声優をまかされているトビーの声のお芝居にも注目です！

悪役の演技も光る！話題の主演作もありのおすすめドラマ

「ミスター・ベイツvsポストオフィス」（全4話）
6/2（日）夕方4:00ミステリーチャンネルで独占日本初放送
© ITV Studios Limited 2023

ドラマの出演作も多いトビー。1話のみなど少ない登場話数にも関わらず、しっかりと印象を残していくから、トビーチェックはやめられません。2005年放送のヘレン・ミレン主演のドラマ『エリザベス1世 ～愛と陰謀の王宮～』のロバート・セシル役でドラマデビューしたトビー。映画ほど多くはないですが、ドラマにもコンスタントに出演しています。

海外ドラマ好きならチェックしておきたいのが2024年の元日に英国ITVで放送されるやいなや空前の大ヒットを記録した新作ドラマ『ミスター・ベイツvsポストオフィス』。あの人気ドラマ『ダウントン・アビー』を超える大ヒットとなった本作は、高視聴率だけにとどまらず。ドラマ放送をきかっけに本作で描かれた英国史上最大規模の冤罪スキャンダルが再注目され、世論や英国政府をも揺るがし、新法の成立を求める声が上がるなど、国中を巻き込んだ社会現象となっています。

主演のトビー・ジョーンズが演じるのは濡れ衣を着せられた多くの人々の有罪判決を覆す道を切り開いた訴訟を主導した郵便局長のアラン・ベイツ。無実の郵便局長とポストオフィスとの闘いを描く衝撃作は、ミステリーチャンネルで6月に日本独占初放送されます。

2016年放送のアガサ・クリスティー原作のドラマ『検察側の証人』では圧倒的に不利な状況の被告を弁護する主人公の弁護士ジョン・メイヒューを演じています。トビーは他にもアガサ・クリスティー原作作品に出演。2010年放送の名探偵ポワロ『オリエント急行の殺人』では極悪非道のサミュエル・ラチェット役に。ポワロと並ぶシーンはハラハラドキドキのスリル度が増してたまりません！

「名探偵ポワロ」（シーズン12第4話「オリエント急行の殺人」）
6/2（日）夜11:30ミステリーチャンネルで放送
© ITV PLC

ベネディクト・カンバーバッチ＆マーティン・フリーマン共演の大ヒットシリーズ、2017年放送の大人気ドラマ『SHERLOCK シャーロック』シーズン4の第2話ではロンドン最凶のシリアルキラーを演じたトビー。トビーとカンバーバッチの駆け引き、この組み合わせが最高！と感じたら、映画『裏切りのサーカス』（2011）もおすすめ。静寂な世界でゾクゾクのミステリーが展開します。トビーとカンバーバッチは2021年にも共演。カンバーバッチが主演、製作総指揮を務めたイギリス人画家ルイス・ウェインの伝記映画『ルイス・ウェイン　生涯愛した妻とネコ』にトビーはウィリアム・イングラム卿役で出演。時代モノのコスチュームと長髪がよく似合っています。

「SHERLOCK シャーロック」（シーズン4第2話「臥せる探偵」）
6/12（水）夜10:00よりミステリーチャンネルで放送
© Hartswood Films 2016　

最後に

どんな作品でも、どんな役でも、出演シーンが多くなくても強烈な印象を残すトビー・ジョーンズ。唯一無二の存在感で観るものを惹きつけるトビー・ジョーンズの出演作は魅力的な作品が多いのもうれしいところ。英国で大ヒットしたドラマ『ミスター・ベイツvsポストオフィス』の放送をきっかけに、トビーの出演作でその魅力を存分に堪能してみてはいかがでしょうか。

【ミステリーチャンネル放送情報】

トビー・ジョーンズ出演の、ミステリーチャンネル放送番組情報です。ぜひチェックしてみてください！

●「ミスター・ベイツvsポストオフィス」（全4話）
1つのTVドラマが英国政府をも揺るがした!! 英国史上最大規模の冤罪スキャンダルを描いた衝撃作！無実の郵便局長とポストオフィスとの闘いを描く！
配信：6/4（火）～6/15（土）
放送：8月放送予定
※番組配信期間・エピソード等、詳しい内容はご契約先のプラットフォームにてご確認ください。

●「名探偵ポワロ」（シーズン12第4話「オリエント急行の殺人」）
二か国語版：6/2（日）夜11:30～
※その他の放送話数は番組サイトにてご確認ください。

●「SHERLOCK シャーロック」（シーズン4第2話「臥せる探偵」）
字幕版：6/12（水）夜10:00～
※その他の放送話数は番組サイトにてご確認ください。

●「ヨークシャーの切り裂き魔事件～刑事たちの終わらぬ苦悶」（全7話）

© New Pictures & All3Media International

英国のみならず、世界を震撼させた悪名高き連続殺人犯ピーター・サトクリフを追う捜査とともに、被害者とその家族に焦点を当てて描き、各メディアで絶賛された2023年の超話題作！

字幕版：6/17（月）夜10:00～

＜ミステリーチャンネルについて＞
世界各国の上質なドラマをお届けする日本唯一のミステリー専門チャンネル。「名探偵ポワロ」「ミス・マープル」「シャーロック・ホームズの冒険」「ヴェラ～信念の女警部～」「SHERLOCK シャーロック」など英国の本格ミステリーをはじめ、「アストリッドとラファエル　文書係の事件録」などのヨーロッパの話題作や「刑事コロンボ」といった名作、人気小説が原作の日本のミステリーまで、選りすぐりのドラマが集結！ここでしか見られない独占放送の最新作も続々オンエア！

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