数多くの英国ミステリードラマを放送する日本唯一のミステリー専門チャンネル、ミステリーチャンネルでは、8月に、メルマガ会員様向けに、昨年2022年にミステリーチャンネル(旧AXNミステリー)で放送した英国ミステリードラマ60作品の中から面白かった作品を選んでいただくアンケートを実施しました。
そして、総勢1,130の回答により、「英国ミステリードラマランキング」を決定!
英国ミステリードラマを観始めたけれどどの作品を観たらよいかわからない、定番は知っているけど最新作は?などと迷っている方も多いのではないでしょうか?
視聴者のおすすめコメントもご紹介しています。作品の魅力や作品愛が感じられるコメントが多数寄せられていますのでぜひ参考にしてみてください!
アガサ・クリスティー原作「名探偵ポワロ」「ミス・マープル」はもちろん、「シャーロック・ホームズの冒険」といった定番作品から、イギリスで放送したばかりの最新作まで、さまざまなミステリー作品が候補として並ぶ中、日々たくさんの英国ミステリードラマを観ているミステリーチャンネル視聴者が、昨年最も面白い、人におすすめしたいと思った作品は一体どの作品なのでしょう!?
※シーズン・話数については日本放送分にて記載しています。
ITVを代表する看板ミステリーシリーズとなった英国の国民的人気ドラマが圧倒的票数を集め、見事第一位に輝きました!
アン・クリーヴス原作!鬼上司的な刑事ヴェラが事件を解決に導く
制作:2011年~
シーズン・話数:12シーズン・49話
<作品内容・あらすじ>
OBE(大英帝国勲章: Order of the British Empire)の称号を持ち、輝かしい受賞歴を誇る英国の名優ブレンダ・ブレシンが演じる主人公ヴェラは、寝食を忘れるほどの仕事中毒。彼女の生活は、事件捜査を中心に回り、時折、反論もできないほど辛辣な言葉を部下に投げかけたり、部下のプライベートに影響を与えることも多い。しかしそれは、彼女が捜査に情熱を傾けるが故であり、それほどまでにヴェラが捜査にのめり込むのは、事件の裏に隠された哀しみや憎しみ、人間の心の機微を深く読み取ってのことだ、と署内の人間も理解しているため、チームの絆は強い。
<視聴者コメント>
“断トツです。癖が強そうで、上司にしたくないタイプに見える頑固な彼女。
でもその勘と洞察力は部下一同が認め、指示の下で難しい事件を解決していくストーリーは出色の出来。”
“1番好きです。ムッソリーニさんと呼ばれる反面、本当は情に厚い。亡きお父さんへの複雑な想い。鋭い観察眼と推理。部下達への厳しさと愛情。イギリスの地方訛りの英語も楽しいです。”
“主人公ヴェラの存在が目を引く。飾らない服装、化粧気のない顔、一人で住む家、無骨な車、どれもオシャレなアメリカ物とは全く違う。それが良い。部下たちとの連携がテンポ良く、殺人の動機も考えさせられる内容である。”
“悲惨な事件が多いですが、ヴェラの被害者家族に対する優しさ、ヴェラと部下たちとのやり取りなどが心にしみて、観る度に好きになるドラマです。”
“主人公ヴェラの人間性。一見気の良いおばちゃん警部に見えるが事件を追う姿勢は全集中常中。愛おしくもかっこいい。常に「ポツンと一軒家」状態の風景も新鮮。”
“声もいい。考える表情もいい。すごいです。”
ストーリーはもちろんですが、ヴェラの人間性が多くの視聴者を惹きつけているのがわかりますね。コメントにもありましたが、観るたびにどんどん好きになる、どんどんハマってしまう作品です。
ミステリーチャンネルでは、この断トツの第1位を記念して、11月に「ヴェラ~信念の女警部~」特別放送を企画しています!どうぞお楽しみに!
以下、第2位~第20位までをご紹介します!
自慢の「灰色の脳細胞」をフル回転!難事件を鮮やかに解決
制作:1989年~2013年
シーズン・話数:13シーズン・全70話
<作品内容・あらすじ>
ギネスブックが「史上最高のベストセラー作家」と認定したというアガサ・クリスティー原作の人気シリーズ「名探偵ポワロ」。主演は原作に最も忠実にポワロを演じると世界中で絶賛されるデビッド・スーシェ。
元ベルギーの警察官で、潔癖症といえるほどの清潔好き。常にシンメトリーを重んじ、毎日細やかな手入れをする口ひげもモチロン左右対称。ポワロは、自慢の「灰色の脳細胞」をフル回転させて難事件を鮮やかな推理で解き明かしていく!
<視聴者コメント>
“名探偵ポワロとミス・マープルはストーリーやキャラクターも素晴らしいですが、衣装や家具などのセットも当時のままで、それを見るのも楽しみの一つになっています。特にポワロの秘書のミス・レモンの服装はいつも上品でかわいらしく何度も見たくなります。”
“ポワロを演じるデビッド・スーシェさんが最高です。ポワロのイメージにぴったりだと思います。”
“初期のころの作品を見直したが犯人を忘れていてもう一度見てもやはり面白いと感じた。”
“人間ドラマもあって奥が深い作品が多い。また、ポワロのキャラクターも癖になる。”
“1900年代初頭の古き良き時代のエスプリ、ファッションが素敵です。凄惨なシーンもないので安心して見ていられます。何度でも楽しめる格調高い番組ですね。”
「主任警部モース」のスピンオフ!ルイスとハサウェイが難事件に挑む
制作:2006年~2015年
シーズン・話数:9シーズン・全33話
<作品内容・あらすじ>
モースの死後、ルイスがオックスフォードの街に戻ってくる。
若くスポーツマンだったその顔にはシワが刻まれ、渋みの増したルイスは警部となっていた。ルイスを空港に迎えに来たのは、ケンブリッジ大卒のインテリ、ハサウェイ刑事。やがて、コンビを組むことになるルイスとハサウェイの関係は、かつてのモースとルイスの関係を彷彿させる。随所に「主任警部モース」をオマージュしたストーリー展開や、モースの魂を受け継いだルイスが試行錯誤を繰り返しながら相棒ハサウェイと共に捜査に挑む過程は見る者を惹きつける。
<視聴者コメント>
“ルイスとハサウェイの会話は、洒落がきいいて面白い。それぞれが背後に影を抱えていることが色んな伏線になっていて後で理解できることがあったりするので真剣に見てしまう。イギリスの古い街並みが好きでオックスフォードにも行ったので、街並みを見るのも好き。”
“オックスフォードの風景と音楽が最高です。もちろん、ドラマの内容も最高!”
アン・クリーヴス原作、究極のクローズド・サークル・ミステリー
制作:2013年~
シーズン・話数:6シーズン・19話
<作品内容・あらすじ>
原作は日本でも「シェトランド四重奏」として4作品が翻訳され、読者を魅了している。
シリーズの舞台となるのは、スコットランドの地方行政区画のひとつで、亜寒帯に属するシェトランド島。ほとんどの島民が顔馴染という世界で、ちょっとした行き違いから無意識のうちに封印してきた怨嗟や嫉妬が滲み出し、殺意へと変わっていく濃密な人間描写、緻密な伏線、大胆なトリックで綴られるストーリーが展開する。クローズドな環境であるからこその濃密な人間関係、緻密な伏線など、原作ならではの独特の世界観が大きな反響を呼んだ。
<視聴者コメント>
“ダントツお気に入り。美しい景色と主人公の実直さ、佇まいがカッコ良すぎる。”
“滅多に目にすることがないシェトランドの風景を見たくて、このシリーズを楽しみにしています。またスコットランド訛りも耳に心地よく、辺境の地での暮らしを垣間見ることができるのも興味深いです。とはいえ、人間ドラマは都会も田舎も同じ、というか田舎の方がもっとディープだったり、田舎でさえも国際問題の影響を受けざるを得ない現実が見えて、いろいろと考えさせられます。そして何よりもペレス警部始め、レギュラー出演者たちのキャラクターがだんだんと身近に感じられてくるのが不思議です。オープニングの音楽もいいですね。”
“なんといってもシェトランド島の美しい自然が見事です。閉塞的な土地での、登場人物の人間関係もいいし、上司と部下が信頼しあっているところも好きです。”
“ストーリーもさることながらその風景が本当に魅力的で見ていると移住したくなる。”
戦時下ならではの事件や犯罪…刑事フォイルの正義が光る、心揺さぶる刑事ドラマ
制作:2002年~2015年
シーズン・話数:9シーズン・全28話
<作品内容・あらすじ>
アンソニー・ホロヴィッツが創り上げた、英ITVの大ヒットテレビシリーズ。 舞台はイギリス南部の海沿いの町ヘイスティングス。時代は1940年代―第二次世界大戦真っ只中。主人公の警視正クリストファー・フォイルは、謙虚で物静かな釣りと町を愛する英国紳士。彼は政府で働くことを希望していたが却下され、ヘイスティングスの警察に赴任するところから物語は始まる。毎回、戦争の混乱に便乗し発生する事件や闇市、また、警察内部に関わる事件が起こり、どんな軋轢が生じても、正義のためにフォイルは真実を突き止めようと奔走する。
<視聴者コメント>
“推理物としての面に加え、第二次世界大戦中、戦後の冷戦時のヨーロッパ特に英国の情勢がよく分かり、歴史番組としての面も併せ持つユニークな番組だったと思う。主役のマイケル・キッチンも適役であったし、脇を固めた人々も生き生きと描かれていた。”
“地味な作品だが、フォイルが筋の通った人で魅力的。第二次世界大戦時のヨーロッパ情勢を勉強すると当時の英国人の心理が理解できて、作品がとても丁寧に作られているのがわかる。”
“第二次大戦を背景としながらも、現代の事件にも通じる題材を淡々と鋭く推理・解決していくフォイルが魅力だと思います。”
「ヴェラ~信念の女警部~」など大ヒット英国ミステリーを手掛けた脚本家が原案・脚本!
制作:2020年~
シーズン・話数:3シーズン・8話
<作品内容・あらすじ>
世界遺産・英国バースを舞台に、いつも強気で険しい顔をしているが実は心優しくドッズを見守るマクドナルド警部と、ぼやっとしているが実は天才的推理力を持つドッズ巡査部長の凸凹コンビが、事件解決に挑む!
11年ぶりに現場復帰したドッズはいつもボロボロの小さな手帳を持ち、老眼ゆえに広がったおでこに眼鏡をのせ、自信なげにいるが、徐々に眠っていた探偵としての才能を開花させ、幅広い知識と鋭い推理力で難事件を解決していく。マクドナルド警部は、彼の能力と人柄の良さに気づき信頼関係を築いていく。
<視聴者コメント>
“マクドナルド&ドッズ、女性上司とおじさん部下という組み合わせが他になくて面白い”
“気軽に見れてコメディ要素もあり、コンビの関係も楽しかった。”
“謎解きはきちんと本格派で、見応えがあります。主役の二人が役にピッタリとはまっています。英国の街並みや音楽も素敵です。強くおすすめできる作品です。”
“ドッズさんの可愛らしさには家族皆でにこにこです。”
「マクドナルド&ドッズ 窓際刑事ドッズの捜査手帳」公式番組サイト
神父ならではの観察眼で容疑者の心理を見抜き、奇抜なトリックを暴く
制作:2013年~
シーズン・話数:10シーズン・110話
<作品内容・あらすじ>
ブラウン神父は、まん丸顔に大きな帽子と、こうもり傘がトレードマーク。
どこから見ても純朴で冴えない昼行灯のようにぼんやりした存在だが、事件が起こるやいなや、長年、懺悔を聞いてきたことによって培われた人間の邪心や本質に対する深い理解と洞察力を駆使し、事件の謎を探り当てる。それだけでなく人間の心の闇を解き明かし、被害者そして容疑者の魂をも救おうとする。
そして、ブラウン神父の言葉は、視聴者/読者の魂をも救う!
<視聴者コメント>
“安定の面白さですね。いつものオープニングのアニメーションと音楽にゾクゾクします。いつものメンバーに会えるだけで嬉しいです。最新作では新しいメンバーも入ったので、これからがますます楽しみです。”
“イギリスの自然の風景や建物などを見ることができるし内容もとても好きです。やはりBBCのドラマはいつも見ていたいです。”
“殺人事件を扱いながら、ほっこりさせてくれ、見終わった時の気分が良いです。”
“殺人事件なのに陰湿さや残虐性がない。コミカルな場面も少しあり、気楽に視聴できる。”
※第8位は同率
“真のホームズ”と絶賛されたジェレミー・ブレット主演の英国グラナダ版
制作:1984年~1994年
話数:全41話
<作品内容・あらすじ>
主演のジェレミー・ブレットの死により、全原作を映像化できなかったものの、原作を忠実に映像化した本シリーズ。小説のファンにも受け入れられ、真の「シャーロック・ホームズ」と世界中のホームズファンから絶賛され、定評がある。
<視聴者コメント>
“主演のジェレミー・ブレット氏がシャーロック・ホームズそのもので、街並みも市井の人々も原作の雰囲気が忠実に再現されていて作品世界に没入できます。”
“しっかり作られたクオリティが高い、分かりやすくて何度見ても面白い作品。”
“名作中の名作。ジェレミー・ブレットのホームズに魅了される。原作に忠実な作り方も飽きさせない。”
※第8位は同率
美しい風景、優しい村人、陰惨な事件…イギリスで長年愛される本格ミステリードラマ
制作:1996年~2010年
話数:全81話
<作品内容・あらすじ>
大都会で起こる事件とは対照的に、キャンプ場やバザー会場など、生活に身近な場所で事件は発生する。警察生活30年を超えるベテラン刑事バーナビーは、相棒のベン・ジョーンズと共に事件の解明に挑んでいく!どこまでも続く緑の豊かさを誇る田舎町で起こる事件は、そこで暮らす人々の確執や軋轢、嫉妬などが浮き彫りにされ、残忍性や悲壮感が際立つ事件が多いが、バーナビーを中心とした家族、相棒とのやり取りは温かく描かれ、ストーリーを彩っている。
<視聴者コメント>
“イギリスのプチ田舎で起こる殺人事件。田園風景が綺麗なのに。バーナビーと相棒との信頼関係も好き。相棒2人の違う個性が好き。”
“のどかなカントリーライフと思いきや人間関係の面倒さが絡んだ事件とか、捜査のためなら(ちょっとの)ズルも厭わない清濁併せ呑むバーナビー警部のリアルさにハマりました。”
“相棒との掛け合いとか、家族の物語とか、事件解決だけではない人間関係の話にも引き込まれます。大好きです。”
類まれな推理力と最新ITツールを駆使し、難事件を解決。現代版ホームズ!
制作:2010年~2017年
シーズン・話数:4シーズン・全12話
<作品内容・あらすじ>
ベーカー街221のBに住み、シルクハットにパイプをくゆらせる・・・と、誰もが想像するシャーロック・ホームズだが、本作は、パイプの代わりにニコチンパッチを貼り、スマートフォンとGPSを駆使して犯人を追いかけ、自分のサイトでその推理を披露する!まさに21世紀の現代に蘇ったシャーロック・ホームズだ!
シャーロックを演じるのは、人気俳優ベネディクト・カンバーバッチ。迷路のように入り組んだ奇怪な謎を鮮やかな推理力で次々に解き明かすシャーロック像には、一種の清涼感を感じさせるほど。
<視聴者コメント>
“脚本が最高。映像もスタイリッシュでおしゃれ。何回見ても楽しいです。”
“原作に基づかないホームズものを面白いと思ったことはなかったが、これは別格。”
アガサ・クリスティーが生み出したもう一人の名探偵、ミス・マープル。
制作:2004年~2013年
シーズン・話数:6シーズン・全23話
<作品内容・あらすじ>
ロンドン郊外の架空の村セント・メアリ・ミード村に住み、桜色の頬をした上品でチャーミングなマープルは、村の情報通で抜群の人間観察力と鋭い推理力を持つ老婦人。事件が起こると、自分自身の経験や、過去にあった出来事、村の噂話などから見事な推理を展開していく。普段は村の人々とお茶を飲み、編み物や大好きな庭いじりをするなど、優しく上品な雰囲気を持つが、人々の噂話や陰口の中に隠された真実を見抜く洞察力は、まさに名探偵そのもの。
<視聴者コメント>
“英国の当時の世界観が瑞々しく、内容のクオリティも高く、また謎解きもほのぼのとして安心して見ていられるのが魅力です。”
“「パディントン発4時50分」自分にとっては最高の出来で、原作以上の感動があった。”
文豪シェイクスピアとその妻の名を持つ凸凹コンビがタッグを組み、村で巻き起こる事件を解決!
制作:2017年~
シーズン・話数:4シーズン・40話
<作品内容・あらすじ>
ウィリアム・シェイクスピア生誕の地である、ストラトフォード・アポン・エイヴォンを舞台に、シェイクスピアの妻アンの苗字“ハサウェイ”という名を持つオヤジ私立探偵フランク・ハサウェイと、“シェイクスピア”という名の素人探偵ルエラ・シェイクスピアが、村で起こる様々な事件を解決していく!
お金はないが、優しく、おせっかいで、犯罪を解決する能力に優れている元刑事のハサウェイと、明るく元気で実はするどい洞察力を持ち、ハサウェイをサポートする素人探偵ルエラ・シェイクスピアのおかしな名コンビぶりに注目!!
<視聴者コメント>
“街の美しさとちょいちょいと入る演劇ネタがツボでした。二人の掛け合いも楽しいです。”
“毎回どこにシェイクスピアの小ネタを挟んでくるかが楽しみ!”
“何となく冴えない2人の掛け合いと見るからにモタモタとした動きで事件を解決して行く様子が面白いです。”
独身貴族の刑事が、直感を頼りに大胆捜査で突き進む!
制作:1987年~2000年
話数:全33話
<作品内容・あらすじ>
コリン・デクスター原作の本格ミステリー。ドラマでは複雑なクロスワードのように、“かぎ”がいくつも仕掛けられ、それをすべて解かなければ事件は解決しない。オックスフォードを舞台に繰り広げられる事件の背景には、人間の性(さが)、業があり、人生の不条理さが描かれている。
また、モースの人間臭さも魅力の一つ。1話を見て、モースの人間的魅力に触れ、2話を見て、アクロバティックな推理に驚き、3話を見て、ミステリー=謎解きの真髄に酔いしれ、4話まで見ると、すっかりモースの虜になるはず。
<視聴者コメント>
“重厚で、孤独なモースに惹かれました。”
“やはりジョン・ソウの名演によるところが大きい。何度見ても、また見たくなってしまう。原作を凌駕する面白さだ!”
BBCで2003年にスタートして以来、10年以上放送が続けられた人気シリーズ!
制作:2003年~2015年
シーズン・話数:12シーズン・全107話
<作品内容・あらすじ>
ある人質誘拐事件の捜査ミスで左遷された、ロンドン警視庁の女性エリート刑事が、名誉挽回のため、退職した元刑事のオヤジたちとタッグを組んで未解決の難事件を捜査し、解決していく痛快刑事ドラマ!
“You Can‘t Teach an Old Dog New Tricks”=「老犬に新しい技は教えられない」という諺通り、老犬=退職デカたちは、頑固に己のやり方を貫いて、事件を解決していく! イギリスで平均視聴占有率30%を誇る大ヒットシリーズ!
<視聴者コメント>
“なんと言っても個性的なオジサマが秀逸。シリーズが続いてオジサマが代替わりしても続けているイギリス人の頑固さが良いですよね。”
“始めのころはただ面白い!だけでしたが、最後の方は人情味も。何人かキャストが変わりましたが、それぞれ魅力的です。”
“私も退職した身分ですのでとても共感が持てました。主題歌がドラマととてもマッチしていてつい口ずさんでいます。You can't teach an old dog new tricks. ドラマの名前と内容がピッタリでしたね。見るときはこの意味を理解することがポイントですよ。”
“ストーリーや人物がとても魅力的で、すべてのシーズンを観ました。一仕事終わってバーでのメンバー同士のやりとりも面白いです。ロンドンに行ったらバーに行きたくなりました。”
カリブ海×謎解き!230を数える国や地域で放送される大人気シリーズ
制作:2011年~
シーズン・話数:11シーズン・88話
<作品内容・あらすじ>
カリブ海に浮かぶ“パラダイス”セント・マリー島に、英国マンチェスターから一人の超異質な英国人刑事がやってくる。チェック柄のボタンダウンのシャツとネクタイを身に着け、背中にはリュックサックが定番ファッション。日光と蚊が大っ嫌いで日焼け止めと虫よけを常備。他者や環境に合わせることが苦手で、いつでも自己流を貫く。しかし、本人も「生きるのは下手だが、謎解きは得意」と認めるくらい、事件になると、天才的な推理を展開し、鮮やかに事件を解決していく。
<視聴者コメント>
“軽快なノリと流れで且つしっかりとした推理ドラマ。”
“見ていてバカンスに行った気分になって楽しいです。”
“カリブ海の島とイギリス人刑事とのギャップが面白い。”
制作:1984年~1992年
話数:全22話 ※ミステリーチャンネル放送時
<作品内容・あらすじ>
イギリス・ロンドン郊外にある架空の村、セント・メアリ・ミードに住む、ミス・ジェーン・マープル。青い目とばら色の頬、雪のような白髪のミス・マープルは、好奇心旺盛!井戸端会議や近所のウワサ話などから、いちはやく事件を聞きつけ、鋭い人間観察から、犯人の性格を自分の友人・知人に当てはめて、事件と重ね合わせていく。人間観察を趣味とする詮索好きなマープルならではの独特の推理方法で謎に迫り、その推理過程は非常に興味深い。
BBC制作の本ドラマ・シリーズでマープルを演じるのは、生前クリスティー自身からも「ミス・マープルを演じて欲しい」と言われていた逸話のあるジョーン・ヒクソン。上品で原作のマープルのイメージぴったり!と世界中のクリスティーファンからも支持されている。
<視聴者コメント>
“主演のジョーン・ヒクソンさんの佇まいがそのままミス・マープルだと思わせてくれるところや、小さな田舎町での住人たちが当たり前に暮らす中で起こる当たり前の出来事からミス・マープルがこともなげに真相を見抜くところなどが見どころだと思います。”
“ジョーン・ヒクソンがミス・マープルのキャラクター設定にぴったりだと思う。”
神経質で偏屈な犯罪学者が、犯罪に関する専門知識で事件を解決!
制作:2021年~
シーズン・話数:2シーズン・12話
<作品内容・あらすじ>
ケンブリッジ大学法科学犯罪学部のジャスパー・テンペスト教授は、常にゴム手袋をつけている上に、アルコール消毒は当たり前、一切の埃も許さない潔癖症で、人を寄せ付けない独特の雰囲気を持つが、犯人の心理を見抜く鋭い洞察力を持っている天才的な犯罪のスペシャリスト。そんな彼も実は幼い頃に受けたトラウマが原因で強迫神経症を患っていた。
ある日、元教え子であり、現在は現役刑事であるリサの強引な依頼を受けて、捜査協力をすることになる。 「ミステリー in パラダイス」の初代主人公を演じたベン・ミラーがテンペスト教授を演じる。
<視聴者コメント>
“緻密な推理を楽しめる本格的な推理ドラマ”
“妄想型の特殊なキャラながら、人間味を隠せない教授の描き方が好き”
“キャラ設定が面白い。すらっと腺病質な主人公に対して、おおらかそうな母親の対比が笑える。しかし、そこに至った生い立ち環境は衝撃的である。続きが楽しみだ。”
“とても面白かったです。天才的な思考力と変人の組み合わせは結構好きなパターンですが、毎回背景や気づきに驚かされますし、また本人の人を寄せ付けない中で人との関わりを求めているところがとても人間らしい魅力を感じます”
大都会アムステルダムで数々の難事件が繰り広げられるスリリングなミステリー
制作:2020年~2023年
シーズン・話数:3シーズン・全9話
<作品内容・あらすじ>
「名探偵ポワロ」「バーナビー警部」等のスタッフが、国際派英国人作家ニコラス・フリーリングの伝説的小説を、現代的アレンジでドラマ化!
オランダ・アムステルダムで発生する事件に、いつも仏頂面で近寄りがたいが実は女性に優しい頼れるリーダーでもある警視ファン・デル・ファルクが、ファルクの右腕的存在であるLGBTのルシエンヌ、天才的分析力を持つクルーバス、食いしん坊のフリース、頼れる監察医ヘンドリックを率い、アムステルダムの街を縦横無尽に走り回り、事件を解決していく。
原作は1960年代から発表された作品であるが、本作は現代のアムステルダムならではの事件に脚色され、キャラクターも現代的に再構築することに挑戦している。
<視聴者コメント>
“英国作品でありながら、アムステルダムの抱える問題や素敵な芸術作品などを魅力的に伝えてくれた。”
“ハード系の警察サスペンスで、アムステルダムの雰囲気が良く描けていると思います。”
「警視ファン・デル・ファルク アムステルダムの事件簿」公式番組サイト
ヴィクトリア時代の英国を背景に、持ち前の機転と感性と度胸と勇気を駆使して大活躍
制作:2020年~
シーズン・話数:2シーズン・18話
<作品内容・あらすじ>
舞台は19世紀のロンドン。イライザ・スカーレットは聡明で美しいが、周りを困らせるほどお転婆なところがある快活なお嬢様。ある日、探偵社を営んでいた父が急逝してしまう。家計を支えるため、依頼人には父が他界したことを内緒にし、父のもとに来た調査依頼を引き継ぐが・・・。父から譲り受けた探偵に必要な知識と洞察力、そして、持ち前の行動力と機転で、幼馴染でハンサムな刑事ウィリアムと事件を解決していく!
<視聴者コメント>
“生きづらい時代の中、自分を貫き、したたかに行動していく彼女が大好きです。”
“何度も観ています。19世紀のロンドンが舞台で、当時の街並みやファッション、しきたりなど時代を感じさせるところが、異世界を感じさせ、没頭できます。
また、主人公が女性という性差別に負けず恐れずに前向きに進む姿に共感し、応援したくなる作品だと思います。”
“現代とは違う女性には難しい状況での捜査、推理、そして適度なロマンスやウィットに富んだ会話などいろいろな要素が詰まった作品だと思います。次のシーズンが待ちきれないほど楽しみです。”
美しいイタリアを舞台にしながらも、英国ミステリーの魅力がつまった最新ミステリー!
制作:2022年~
話数:3話
<作品内容・あらすじ>
組織に幻滅したMI6の優秀なスパイであるシルヴィア・フォックスは、姪の結婚式のためにイタリアを訪れる。しかし、花婿が女性の死体を残して行方不明になったことから、シルヴィアはスパイ活動で培った推理力、行動力を駆使して独自に調査を開始する。
イタリアに到着して間もなく事件に巻き込まれたシルヴィアだが、その事件が解決する頃には、イタリアにすっかり魅了され、イタリアで新しい人生をスタートさせる決心をする。そして第2話では遺跡発掘を手伝っていると白骨化した死体を発見してしまう・・・
<視聴者コメント>
“イタリアの美しい景観も楽しめて、ヒロインも周囲の人もおしゃれで楽しい雰囲気という点がお気に入り。”
“スパイ映画のようなオープニングから面白く、また続きが観たい!(あるのかしら?)と思わせてくれる素敵なエンディングでした。”
【調査概要】
調査対象 ミステリーチャンネル メールマガジン会員
調査期間 2023/8/1~8/13
調査機関 ミステリーチャンネル(旧AXNミステリー)
調査方法 インターネット
有効回答数 1,130件
※各作品のミステリーチャンネルでの放送情報は、各公式番組サイト、または、ミステリーチャンネル カスタマーセンターまでお問い合わせください。
最後に
英国ミステリードラマランキング、いかがでしたか?
第20位までをご紹介しましたが、ミステリーチャンネルで放送中の英国ミステリードラマは他にもたくさんあります。また、2023年も人気シリーズの最新作など、続々登場します。
引き続きミステリーチャンネルで、英国ミステリードラマをお楽しみください!
ミステリーチャンネルについて
世界各国の上質なドラマをお届けする日本唯一のミステリー専門チャンネル。「名探偵ポワロ」「ミス・マープル」「シャーロック・ホームズの冒険」「ヴェラ~信念の女警部~」「SHERLOCK シャーロック」など英国の本格ミステリーをはじめ、「アストリッドとラファエル文書係の事件録」などのヨーロッパの話題作や「刑事コロンボ」といった名作、人気小説が原作の日本のミステリーまで、選りすぐりのドラマが集結!ここでしか見られない独占放送の最新作も続々オンエア!
© ITV Studios Limited 2022 © ITV PLC © ITV Plc © ITV Studios Limited MMXXII © Greenlit Productions Ltd © Mammoth Screen Limited 2022 All Rights Reserved © BBCS 2023 © Bentley Productions © Hartswood Films 2016 © Simon Ridgway/BBC Studios 2021 Mike Hogan © BBC 2004 © Red Planet Pictures 2021 © 1987 BBC WORLDWIDE © Eagle Eye Drama / TIM DIRVEN © Company Pictures & All3Media International © Scarlet Rights Ltd. 2022 © Route 24 Sylvia Ltd
ヴェラ~信念の女警部~
英国推理小説界の至宝アン・クリーヴス原作。2011年に英国 ITVで放送開始以来、シーズンが進むごとに視聴者数を増やし、現在では、ITVを代表する看板ミステリーシリーズ。イングランド北東部を舞台に、仕事中毒で部下に対して厳しい一面を持つ、言わば鬼上司的な刑事ヴェラが、人間の心の機微を深く読み取りながら事件を解決に導く!
名探偵ポワロ
アガサ・クリスティー原作の人気シリーズ「名探偵ポワロ」。主演は原作に最も忠実にポワロを演じると世界中で絶賛されるデビッド・スーシェ。
オックスフォードミステリー ルイス警部
オックスフォードの街にルイス警部が帰ってくる! 相棒ハサウェイと共に、複雑に入り組んだ難事件解明に挑む本格ミステリー!
シェトランド
「ヴェラ~信念の女警部~」の原作者アン・クリーヴスがCWA賞を受賞したシリーズとして日本でも翻訳本が発売されている大人気シリーズのドラマ化!
刑事フォイル
「名探偵ポワロ」「バーナビー警部」の脚本を担当した、アンソニー・ホロヴィッツが創り上げた、英ITVの大ヒットテレビシリーズ。
マクドナルド&ドッズ 窓際刑事ドッズの捜査手帳
「ヴェラ~信念の女警部~」 「シェトランド」 「主任警部アラン・バンクス」「孤高の警部ジョージ・ジェントリー」といった大ヒット英国ミステリーを手掛けた脚本家の原案・脚本による人気ミステリーシリーズ!世界遺産・英国バースを舞台に、いつも強気で険しい顔をしているが実は心優しくドッズを見守るマクドナルド警部と、ぼやっとしているが実は天才的推理力を持つドッズ巡査部長の凸凹コンビが、事件解決に挑む!
ブラウン神父
神父ならではの観察眼で容疑者の心理を見抜き、奇抜なトリックを暴く!G・K・チェスタトン原作の傑作古典ミステリーに現代的アレンジを加えて映像化した大人気作!
シャーロック・ホームズの冒険
“真のホームズ”と絶賛されたジェレミー・ブレット主演の英国グラナダ版
バーナビー警部
美しい風景、優しい村人、陰惨な事件…いったい犯人は?イギリスで長年愛され続ける、本格ミステリードラマ
アガサ・クリスティー ミス・マープル
アガサ・クリスティーが生み出したもう一人の名探偵、ミス・マープル。
シェイクスピア&ハサウェイの事件簿
元警官のオヤジ探偵“ハサウェイ”と、おっちょこちょいな素人探偵“シェイクスピア”。 文豪シェイクスピアとその妻の名を持つ凸凹コンビがタッグを組み、村で巻き起こる事件を解決!
主任警部モース
独身貴族の刑事が、直感を頼りに大胆捜査で突き進む!オックスフォードを舞台にした英国王道ミステリー
ミステリー in パラダイス
2011年に英BBCでスタートした本作。本格的謎解きと、カリブ海に浮かぶ陽光眩しいセント・マリー島で奮闘する英国刑事の姿が話題を呼び、230を数える国や地域で放送される大人気シリーズへと成長を遂げた。
ミス・マープル ジョーン・ヒクソン版
アガサ・クリスティー本人が出演を熱望したという逸話のあるジョーン・ヒクソン主演作!
テンペスト教授の犯罪分析ノート
「ミステリー in パラダイス」のベン・ミラー演じる神経質で偏屈な犯罪学者が、犯罪に関する専門知識で事件を解決!
警視ファン・デル・ファルク アムステルダムの事件簿
「名探偵ポワロ」「アガサ・クリスティー ミス・マープル」「バーナビー警部」のスタッフが、国際派英国人作家ニコラス・フリーリングの伝説的小説を、現代的アレンジでドラマ化! 活気と謎に満ちた大都会アムステルダムを舞台に、数々の難事件が繰り広げられるスリリングなミステリー! 人気英国ミステリーを手掛けた脚本家クリス・マーレイによる渾身のミステリーシリーズ!
探偵ミス・スカーレット
2022年~2023年にかけて本国で放送された最新シーズン全12話を独占放送!女性の立場が今よりもはるかに軽視されていたヴィクトリア時代の英国を背景に、持ち前の機転と感性と度胸と勇気を駆使して、探偵として大活躍!キュートなスカーレットに注目!
英国諜報員シルヴィアのイタリア事件簿
「バーナビー警部」のスタッフが手掛けた、美しいイタリアを舞台にしながらも、英国ミステリーの魅力がつまった最新ミステリー! MI6の凄腕スパイ・シルヴィアが、組織に幻滅し、自分を癒すために訪れたイタリアで、スパイ活動で培ったスキルで名探偵となって大活躍!