見どころ
待望の男子誕生!しかし、その直後に悲劇が訪れる…!
2番目の妻アン・ブーリンをロンドン塔で処刑した直後に、ジェーン・シーモアと3度目の結婚を執り行うヘンリー8世。心優しいジェーン・シーモアとの幸せな生活を送る中でも、ヘンリー8世の1番の願いは後継者である、男子誕生だった。そして、ついにジェーンの妊娠、出産。しかし、その出産は難産となり、母子ともに危険な状態に陥ってしまうことに。子どもを助けるか、ジェーンを助けるかで選択を迫られるヘンリーだったが、答えが出ないまま悩んでいる間に待望の男子が誕生する。
一方、愛しいジェーンの容態は…!?
ヘンリーの野望の前に、次々と処刑される側近たち。次のターゲットは誰か?
ヘンリー8世に忠誠を誓い、彼に従事していたトマス・モアをはじめとする側近たちはそのほとんどが死罪になるという血に染められた歴史の中、今やヘンリー8世の腹心の部下であり、国王至上主義、宗教改革の中心人物となったトマス・クロムウェルにも暗雲がたちこめてくる。トマス・ウルジーを師とあおぎ、トマス・モアを政敵として台頭してきたトマス・クロムウェル。しかし、3番目の妻ジェーン・シーモアの悲劇によって、ショックのあまり政権を怠ってしまったヘンリー8世に代わり枢密院を招集したクロムウェルに、貴族出身ではないということでチャールズ・ブランドンらはあからさまに反抗的な態度に出る。また、後にヘンリー8世に政治的な意味も含めて、4番目の妻となる女性を薦めたことから、この主従関係にも大きな亀裂が生じてくる。
ウルジー、モアと、奇しくもヘンリー8世の結婚相手に起因する問題で失脚していった側近たち。この因縁の渦にクロムウェルも巻き込まれてしまうのか…。
「恩寵の巡礼」に代表される各地で巻き起こる反乱
1536年当時、冠婚葬祭を中心に、福祉施設として、また孤児院として、教会は多くの役割を果たしていた。そして、横暴な国王に対して、懲罰を与えることのできる存在でもあった。そんな社会の中で、ヘンリー8世が宗教改革のために断行した小修道院の解散と教会財産の没収は、国民に与える影響も大きかった。各地で不安は不満に変わり、ヨーク州でも反乱の火の手が上がる。このヨーク州での反乱のリーダーは、ロバート・アスクという人物で、やがて4万人超にも膨れ上がる大集団となったこの反乱は、後に「恩寵の巡礼」と名付けられ、ヘンリー8世の激しい怒りを買い、彼の横暴さを露見する悲しい結末が待っている。
「裸の王様」状態になってしまったヘンリー8世。迷いを感じながらも従わざるを得なかった側近たちを尻目に、飽くなき野望はどこに向うのか…。
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